サウナコラム

年末年始のサウナ|サウナ納め・初サウナを気持ちよく過ごすコツ

年末年始のサウナ|サウナ納め・初サウナを気持ちよく過ごすコツ
天井勝太郎
2026年10月31日
大晦日の夕方、まだ明るさの残る空の下で外気浴の椅子に体を預けると、街のざわめきがいつもより遠くに聞こえます。一年分の疲れが、汗と一緒にゆっくりほどけていく。サウナで一年を締めくくる「サウナ納め」や、新しい年の「初サウナ」を楽しみにしている人も多いはずです。

ただ、年末年始のサウナは、ふだんとは少し勝手が違います。営業時間が変わったり、混雑したり、お酒を飲む機会が続いたりと、気持ちよく過ごすために知っておきたいことがいくつかあります。

行く前に営業を確かめ、混む日を少しずらし、お酒を飲んだ日は入らない。それだけで、年の瀬の湯気と、年明けの冷たく澄んだ空気を、ゆったり味わえるようになります。

年末年始のサウナは、いつもと何が違う?

年末年始のサウナで、ふだんと違うのは主に4つです。どれも、少し先に知っておくだけで避けられるものばかりです。

年末年始のサウナで変わること

  • 営業時間や定休日が変わる(年越し営業、元日の休み、特別料金など)
  • 大晦日や元日は混んでいたという声が目立つ
  • 忘年会や新年会、帰省先の食事など、お酒と食事の機会が続く
  • 一年でいちばん寒い時期に入り、外気浴が冷えやすい
なかでも気をつけたいのが、お酒と寒さです。年末年始は、楽しい予定が続くぶん、体調の変化にも気づきにくくなります。安全については後半でくわしくまとめます。

行く前に確かめたいこと

年末年始は、いつも通っている施設でも営業の仕方が変わることがあります。せっかく足を運んだのに休みだった、ということがないように、出かける前に次のことを確かめておきましょう。

年末年始にサウナへ行く前の確認

  1. 1

    営業日と営業時間を公式で確かめる

    施設の公式サイトやSNSの「年末年始の営業のお知らせ」を見ます。年越しで深夜まで開ける施設もあれば、元日を休みにする施設もあります。

  2. 2

    料金と受付の方法を確かめる

    年末年始だけ料金が変わる施設もあります。混雑する日の入場の受け付け方が変わる場合もあるので、お知らせを見ておくと安心です。

  3. 3

    帰りの足を考えておく

    年末年始は電車やバスのダイヤが変わることがあります。深夜まで楽しむなら、帰り道も先に確かめておくと安心です。

  4. 4

    持ち物を確かめる

    帰省先や旅先の施設では、タオルや館内着の用意がないこともあります。手ぶらで行けるかどうかも見ておきましょう。

営業時間や料金は施設ごとに違い、年によっても変わります。この記事では特定の施設の営業情報は載せていないので、必ず各施設の最新のお知らせで確かめてください。

大晦日・元日の混雑を避けるコツ

サウナイキタイに投稿されたサ活(サウナの記録)を見ると、大晦日や元日には「サウナ室が常に待ちだった」「3セットするのに思ったより時間がかかった」という声が目立ちます。

一方で、同じ施設でも年末の別の日(12月28日)は空いていた、という投稿もあります。どれも個人の感想で、混み具合は施設や年によって大きく変わります。そのうえで、次のような工夫をすると、ゆったり過ごせる可能性が上がります。
時間をずらす、大晦日の少し前に行く、三が日を少し外す、混んだらセット数を減らす、の4つのコツを並べた図
時間をずらす、大晦日の少し前に行く、三が日を少し外す、混んだらセット数を減らす、の4つのコツを並べた図

混みやすい時間をずらす

仕事や用事を終えた人が集まる夕方から夜は、混みやすいのかもしれません。時間をずらして朝の早い時間に行くと、少し落ち着いた時間に当たる可能性があります。澄んだ冷たい空気の中でゆっくり休めたら、その後の大掃除や買い出しもはかどりそうです。

サウナ納めは、大晦日より少し前に

大晦日は混んでいたという声がある一方で、同じ施設でも12月28日は空いていたという投稿もあります。サウナ納めの日にこだわらなければ、大晦日の少し前に一度ゆっくり行っておき、大晦日は家で過ごすのもひとつの方法です。

初サウナは、三が日を少し外す

元日は混んでいたという声があります。三が日は休みの人も多いので、初サウナを少し先に延ばして、落ち着いたころに行くのもひとつの方法です。新しい年を、静かに迎え直すような時間になります。

混んでいたら、セット数を減らす

サウナ室が満員のときは、無理に入ろうとせず、休憩を長めにとったり、いつもよりセット数を減らしたりして、その日の過ごし方を切り替えてみてください。混雑した日は、サウナ室の席を詰める、長居しすぎないなど、お互いに気持ちよく過ごせる配慮も大切です。

サウナ納め・初サウナの楽しみ方

サウナ納めも初サウナも、決まった作法があるわけではありません。いつものサウナに、少しだけ「節目」の気持ちを足す。それくらいがちょうどいい距離です。

サウナ納めは、一年を振り返る時間に

外気浴の椅子で目を閉じると、頭の中がだんだん静かになっていきます。その静けさの中で、今年あったことをぼんやり思い返してみる。何かを決めたり反省したりしなくても、「今年もおつかれさま」と自分に声をかけるだけで、一年に小さな区切りがつきます。

年越しの企画を楽しむ

施設によっては、大晦日の夜に年越し営業をしたり、年明けに合わせて熱波(アウフグース)のイベントを行ったりするところもあります。行ってみたい企画があれば、開催の有無や参加の方法を早めに確かめておきましょう。深夜まで過ごす場合は、いつも以上に水分と休憩を意識してください。

初サウナは、いつもより控えめに

年明けは、休みの間に生活のリズムが崩れていたり、食べすぎや寝不足が続いていたりすることもあります。初サウナは、いつもより1セット少なめにするくらいの気持ちで、体の様子を確かめながら入ると安心です。物足りないくらいで切り上げると、その年のサウナを気持ちよく始められます。

年末年始こそ気をつけたい安全のこと

消費者庁は2025年12月に、年末年始の高齢者の事故に注意するよう呼びかける資料を公表しました。入浴については、前もって脱衣所や浴室を暖めておくこと、入浴前に水分をとること、食後すぐや飲酒後、薬を飲んだあとの入浴を避けることなどを挙げています。

同じ資料によると、厚生労働省の人口動態統計では、2024年に浴槽内での溺死・溺水で亡くなった人は7,776人で、そのうち約95%が65歳以上でした。これは主に家庭のお風呂での数字で、サウナの利用者の数字ではありません。

ただ、サウナも熱いサウナ室、冷たい水風呂、冬の外気と、温度の差が大きい場所を行き来します。お酒や食事の機会が続く年末年始は、次のことを特に意識しておきましょう。

注意

お酒を飲んだあとは、サウナに入らないでください。忘年会や新年会の帰りに「少しだけ」と立ち寄るのも避けてください。

食後すぐ、寝不足のとき、体調がすぐれないときも無理をしないでください。薬を飲んだあとは、入ってよいかを医師や薬剤師に相談してください。

サウナに入る前と、セットの合間には、水やお茶などでこまめに水分をとってください。持病がある人、高齢の人、妊娠中の人は、事前に医師に相談してください。

寒さと温度差に気をつける

年末年始は、一年のなかでも寒さが厳しくなる時期です。水風呂を短めにする、外に出る前に体の水気を拭く、冷え切る前に屋内の休憩に切り替えるなど、温度差をゆるやかにする入り方を心がけてください。寒い日の入り方は、冬のサウナの記事でくわしくまとめています。

混雑した日は、体調の変化に気づきにくい

サウナ室が混んでいると、出るタイミングを逃したり、休憩を短く切り上げたりしがちです。人が多い日ほど、自分の体の声を優先してください。気分が悪くなったら、すぐに近くのスタッフに声をかけましょう。

帰省先や旅先でサウナを探すときは

年末年始は、帰省先や旅先で知らないサウナに行く機会も増えます。サウナの施設を探せるサイトやアプリで、近くの施設と年末年始の営業を調べておくと便利です。そのうえで、最新の営業は施設の公式のお知らせで確かめてください。

温泉旅館やホテルの大浴場にサウナがあることもありますが、年末年始は宿泊客だけの利用になったり、日帰り入浴を受け付けない日があったりします。日帰りで使いたいときは、事前に問い合わせておくと確実です。初めての施設では、入口の案内や掲示にあるルール(タオルの持ち込み、サウナハットの可否など)にも目を通しておきましょう。

よくある質問

Q. 大晦日や元日もサウナは開いていますか?

A. 施設によって違います。大晦日に深夜まで年越し営業をする施設もあれば、元日を休みにする施設もあります。営業日や時間は年ごとに変わるので、行く前に施設の公式サイトやSNSで確かめてください。

Q. お酒を飲んだ日にサウナに入ってもいいですか?

A. 入らないでください。消費者庁も、自宅での入浴について、飲酒後は避けるよう呼びかけています。忘年会や新年会の帰りに立ち寄るのはやめて、サウナはお酒を飲まない日にゆっくり楽しみましょう。

Q. 年末年始のサウナが空いている時間はありますか?

A. 施設や年によって違います。大晦日や元日は混んでいたという声が目立ち、同じ施設でも年末の別の日は空いていたという投稿もあります。混雑を避けたいなら、大晦日や元日を外して行く方法もあります。

Q. 初サウナは何セットくらいがいいですか?

A. 決まりはありません。年明けは生活のリズムが崩れていることもあるので、いつもより1セット少なめにするくらいの気持ちで、体の様子を見ながら入ると安心です。

まとめ

年末年始のサウナを気持ちよく過ごすコツは、行く前に営業を確かめること、混む日と時間を少しずらすこと、そしてお酒を飲んだ日は入らないことの3つです。

湯気の向こうで一年がゆっくり終わり、冷たい空気の中で新しい年が始まる。サウナ納めも初サウナも、無理のない範囲で、自分のペースで楽しんでください。
天

天井勝太郎

記事を執筆しています